[小ネタ] macOSで画像のEXIF位置情報を確認したり削除したりしてみる

[小ネタ] macOSで画像のEXIF位置情報を確認したり削除したりしてみる

何気なくアップロードした画像にEXIF位置情報が残ってるとヒヤッとしますよね
Clock Icon2020.11.12

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

みなさん、位置情報消してますか!(挨拶

ちょっと前は「SNS に上げた画像から住所が〜」という話がありましたが、現在は主要な SNS では SNS 側で対策がされているそうです。Slack もそうですね。

一方で、そうでない環境も多いです。そもそも位置情報が残っていたほうが面白い環境もたくさんありますよね。
面白いかどうかは別として、Developers.IO も位置情報が残る環境です。

例えばですが、こちらの記事 に貼り付けた画像には EXIF 情報が残っています。開催地が公開されている勉強会で撮影した画像ばかりなので、これが問題になることはないと思いますが、例えば自宅で撮影した画像を使った記事だったら大変ですよね。

とはいえ、スマホで撮った時には位置情報が残っていた方がいろいろ整理がはかどるため、撮影時に付与しないという選択肢はとりたくないところ。

位置情報を削除するにはいろいろツールはありますが、ひとまず「位置情報が残っているか確認する」「残っていたら削除する」を、手元の macOS だけで実行する方法をまとめます。

(macOS 10.15 Catalina を想定)

確認する(GUI)

Finder で確認できます。
カラムビューでもなんでもいいんですが、もし画像に位置情報が残っていたら、プレビュー欄の下の方に緯度と経度が表示されます。

プレビュー欄に表示されない場合は、「表示項目を増やす」という青いリンクをクリックしてみてください。表示項目が増えます。

なお、プレビュー欄そのものが表示されていない、という場合は、メニューの「表示」>「プレビューを表示」となってるところをクリックしてみてください。

あるいは、画像を選んで「情報を見る」(cmd + i)でもいいです。詳細情報のところに表示されます。

これだけ見てみて出てこないようなら、その画像に位置情報は記録されていないでしょう。お疲れ様でした!

確認する(CUI)

ターミナルからも確認できます。mdls というコマンドを使います。

% mdls -name kMDItemLatitude -name kMDItemLongitude 画像ファイル名.jpg
kMDItemLatitude  = 35.xxxxxxxxxxxxxx
kMDItemLongitude = 139.yyyyyyyyyyyyy

位置情報が残っていればこのようなメタデータが表示されます。
なければ「(null)」と表示されるので分かりやすいですね。

オプション指定がながいので、簡易的にはこんなでもいいです。

% mdls 画像ファイル名.jpg | grep tude
kMDItemAltitude                        = 33.aaaaaaaaaaaaaa
kMDItemLatitude                        = 35.xxxxxxxxxxxxxx
kMDItemLongitude                       = 139.yyyyyyyyyyyyy

Altitude(高度)まで表示されますがご愛敬ということで。

ちなみに

ネットに上がっている状態で確認するなら、ブラウザ機能拡張が楽なので導入も検討してみてください。
同様の機能をもつものは複数ありますが、ぼくはこれを使っています。

削除する

プレビュー(Preview.app)を使うのが簡単でしょう。まずは普通に画像をダブルクリックして開きます。
開いたら「cmd + i」を押してインスペクタを表示させてください。

「詳細情報インスペクタ」>「GPS」と進むと、現在の位置情報が表示されます。

ここで「位置情報を削除」をクリックし、「cmd + s」で上書きセーブしましょう。

位置情報だけ消えましたね!

まとめ

macOS だけで EXIF 位置情報を確認・削除する方法でした。

「そもそも EXIF とは?」という方にとっては、下記の記事が参考になると思うのでご参照ください!

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